生まれて初めてのヨガオーディション

生まれて初めてヨガのオーディションを受けました。11月に2回も。しかも同じ週に。 

「オーディション」という言葉が、まるでガラスの仮面のようでアガリました。結果、一つは受かってクラス担当することに、一つは落ちました(代行教師として登録)。


オーディション前、緊張しないように、あえて準備をせずに臨みましたが、いったん始まったらスンゴイ緊張しちゃいました。終わったあとは「あーしまったー、アレ言い忘れたー」とか「あの動きのあとにアレやりたかったー」など色々振り返って、オーディション後のほうが緊張しました。


2つのオーディションどちらでも、とても良いオファーをいただきました。(gllowのオーディションでは、中村千恵子さんありがとうございました!)


・時々、語尾が聞こえなくて、指示がなんだったのか明確にわからなかった。

・アシスト(「アジャスト」と言われましたw クリパルでは「アシスト」ですよねw)がイマイチ。勇者のポーズ2(横向きのポーズ)で骨盤の傾きを修正したら、膝が内側に入らないように見ることも重要。ティーチャーのアシストに忠実に従おうと頑張る生徒さんのアライメントをよく見る。

・意図を明確に。リラックスさせたいのか、動かしたいのか、声の調子とうまく合っていない。


いずれも「その通りだわ」と自分でうなずけるものでした。

その時に気づいたのは、これまでオファーや、人からのアドバイスをうまく受け取れなかった自分が、変化していたことでした。


過去には、アドバイスを避けようとしていたし、もらっても「いや、でも・・・」と心の中で抵抗していたり、アドバイスを提供してくれた方を批判しようとしたりして、拒否することが多かったのです。アドバイス=批判、ととらえる傾向があって、自身でなぜなんだ?なぜここまで人からのアドバイスが怖いんだろう?と思っていました。


ヨガって凄いですねー 

たくさんの学びや、日々の練習によって(マットの上でも外でも)、ここまで人からの意見や起こっている事を、そのまま曲げずに受け取れるようになったんだなあって我ながら思いました。こうなったら、ここからの人生が楽しみです。


ちなみに、マラビーズが、オーディションの直前に切れました!

プリティ(Priti Robyn Ross: クリパルヨガシニア教師で、2013年来日時に「エリコはいつになったらクリパルヨガ教師になるの?」と言ってくれたことで、トレーニングに行く決心をさせてくれた私の尊敬する先生)からいただいたマラビーズだったんです。

役割が終わったんですね。新しい一歩を踏み出しなさい、という天からの言葉なんだなと思いました。


そんなわけで、オーディション受かったことで今週木曜から自由が丘のgllowさんで、クラスを担当させていただくことになりました!いろんな流派、スタイルのヨガ教師がクラスを担当しているスタジオで、これからどんな生徒さんとの出会いがあるのか、とってもとっても楽しみです。

毎週木曜13:30-15:00のクリパルヨガ/ビギナークラスを担当します。ご都合あったら、ご興味あったら、ぜひお越し下さい!


gllow 自由が丘スタジオでのクラス詳細

0 コメント

また誕生日を迎えました!

遅くなりましたが、お誕生日のお祝いメッセージをたくさんいただき本当にありがとうございました!44歳になりましたが、いつになっても誕生日は周囲から祝福をいただけて、いいもんだなあと思いました。


昨日ヴェーディック・チャンティング勉強会に行ったら、サクティ(櫻井藍子さん)から「目に入ったときにエリさんのイメージ!と思わず購入しちゃった」と陽気なおサルさんが”お誕生日おめでとー!”と言ってるbeanieをいただきました。これからも、こんなカラフルでお茶目で陽気なおサルさんみたいな人間でいたいと思います。サクティありがとう!


誕生日当日は、楽しみにしていた約束がキャンセルになってしまい、実は自宅で静かに過ごしたのですが、母とテキストのやりとりから、嬉しさあまりに号泣してました。


母「お誕生日おめでとう。これからも自分の為の学びに進んでくださいね。健康に留意して歩んでください!神の祝福と平安と守りがありますように」

(ちなみに母はクリスチャンです)


私「ありがとうございます!神様からの祝福を日々受け取っています。お母さんにも健康とご加護がありますように。いつも本当にありがとう。お母さんに産んでもらって良かった!」


母「ありがとう!嬉しいです!(中略)三人目も男の子だと思っていたので、あなたが誕生したのがとても嬉しかった!」


この最後の部分でワタシ、号泣。いまでもこの文章見ると泣けます。

わたし初めて知ったんです、母親から「あなたが産まれてきて嬉しかった」という言葉をもらうことがこんなに救いになるんだと。子供はずっと親からの承認を求めて、ほめられたくて、親を喜ばせたくて頑張りますが、どこかで一生それが続くんでしょうか。

「あなたを産んで良かった」「あなたが産まれて本当に嬉しかった」ということ、ほとんどの親が感じるものだと当たり前に思われていますが、母が娘に(もちろん息子にも)これをちゃんと伝えると伝えないでは、すごい違いなんですね。


Shakti Initiation(バリ島500時間ヨガ教師トレーニング)で課題本だった『Subtle Body』の中で、ミトコンドリアは母親から子供へ受け継がれるものだという一節がありました。父親のミトコンドリアも胎児に入りますが、遺伝子情報としては母親のミトコンドリアだけが影響を与えるのだと。だから14万年前の最初の女性”アフリカン・イヴ”が人類の母だという説です。

私の体には、母からもらったミトコンドリアだけでなく、母が祖母から受け継いだミトコンドリア、祖母がその母親からもらったもの、という風に脈々と受け継がれた遺伝子があるんですね。先祖に感謝する文化がアジアにはごく普通に浸透してますが、私がここに生きているのは、母がいたからだし、その前の母、さらに前の母、と先祖がいたからなんだなあ、と涙しながら、自分がおかあさんの娘であり、女性であること、母から子へ受け継ぐものがあること、などなど感謝の気持ちに溢れた誕生日の夜を過ごしました。


毎年「ことしの誕生日サイコーだった!」と思っていますが、今年もサイコーでした。

1 コメント

新しい一歩を踏み出すときの膨大な不安・恐怖とつきあう


「ここでヨガ指導できたら素敵かも!」と私が思う場所があり、ずいぶん前からどうやって入ろうかなーと思っていました。その場所につながってそうな知り合いに聞いてみたり。けど、「直接メールしてみたらいいじゃん」と言われて、その通りだな、と思いました。それが8月の話。


そこから「なんてメールに書こうかなあ」「何を言えば向こうは興味もってくれるかなあ」「ホームページを先にきれいに整理してからがいいよなあ」とか、色々もんもんと考えていました。さあ、今日は帰宅したら、メール出すぞ!と思いながらも、帰宅後、別の事を優先したりして逃げている自分がいました。そこから2ヶ月近くが経過・・・。


この感覚、知ってる。何度もやったなあ、と感じながら、やる気になったり、そこから逃げたりする自分を見ていました。ああいう時、何が起こっているんでしょうね?「逃げる」のは何から逃げているのか?

「私はこういう人間です。どうでしょうか?」と他人に対して自分を表明するのは、いつも怖いことです。だからFacebookにポストするのも、ホームページやブログを書くのも、おっくうになる。認められないかも、NOと言われたらショックで心が痛いかもしれない、という不安があるんです。行動を起こさなければ、他人からマイナスな評価をされるというリスクもないから、だったら行動しないでおこう、となる。


でも、Phoenix Rising Yoga Therapyのマイケル・リー氏が言っていたように「自信に満ちあふれて地に足がついているとき、他人の評価が怖くない」のですよね。

(↑この話は、他人をジャッジしないときというのは、自分がこういう状態のとき、という主旨でしたが)

自分の本当の声がはっきり聞こえるとき、自分の中心とつながっているときって、こういう感覚を覚える事が多くないですか?別に誰から何を言われようが気にしない、私は私でしかあり得ないんだから、というところにいるとき。


結局、私の解決法は、気が済むまでさんざん迷って、悶々考える。悩むことに疲れるまで、悩む自分と共にいる、というのが一案。

あ、あと、周囲に自分の妄想を語る「あそこでヨガ指導できたらいいかなーと思ってるんだよねー」と。外堀から固めて、「他の人にpledge(宣言)したんだから行動に起こそう」と自分を方向付ける。自分の求めるものを、エネルギーとして外へ放出しておくことも役立ちます。

そして、やる気がある時の自分の中の「火」をキャッチして、小さなことから始めてみる。


たとえば「今いいフレーズ思いついた!」ときに少し言葉をメモする。そこからエンジンかかれば、勢いに乗って、そのままメールを出せます。今日はそうでした。

ホームページをキレイにするのは、メール出してからにします。とりあえずメール出しちゃったけど、大丈夫だったかなあ。返事くるかなあ。どんな人がメール読むのかなあ。無視されるのかなあ。いまドキドキしてます・・・

1 コメント

Shakti Initiation報告会 @ 茅ヶ崎レインボー・ヨガ・ルーム

67日(日)13:30から茅ヶ崎のレインボー・ヨガ・ルームにて、Shakti Initiation報告会を行いました。

15名のクリパルヨガ教師が集まってくださいました。和気あいあいとした自由な雰囲気の中で、クリパルヨガを実践する仲間と2時間を過ごしました。


場所は、クラウド・ファンディングでいち早く募金を申し出てくださった青江のぶさん&ひろみさん主宰の茅ヶ崎レインボー・ヨガ・ルーム。2階建ての古民家を活用したヨガスペースで暖かく落ち着いた雰囲気が私は大好きです。ここの存在は知っていたけど行ったことはない、という方にも足を運ぶ機会になったらいいな、という気持ちもありました。

(報告会修了後、さっそく週末リトリートのお申し込みがあったそうで、良かったです!)


いちおう進行表は用意してましたが、話しているうちにあちこちいってしまったことは反省です。でもシェア会という感じだったので、参加してくださった方々の知識や経験も足してもらいながら進めました。

 

・ムドラ紹介:5つほどのムドラを体験


・チャンティング:Shakti Initiationで毎朝チャンティングしたGayatri Mantra(約9分)を好きなムドラで体験


・ムーブメント:2人ペアになって、海藻のワークとShape Shiftingを体験


・チャクラ:バリ島の研修会場には、各チャクラ7つの祭壇が設置され、自分が強化したい、関係性を持ちたいと感じるチャクラ祭壇の前で毎日瞑想しました。チャクラを実際の生活や生き方に活用する視点を簡単に紹介。

・課題本紹介:バガヴァット・ギータを忘れていってしまいましたが(汗)、それ以外の課題図書とムドラ参考のために私が読んだ本を紹介しました。

 

①『Secret Teachings of Plants』Stephen Buhner - 心臓は耳や目、鼻と同じように感情を察知する感覚器官。脳より心臓に注意を向けて生きると、人はより豊かに暮らせる。


②『Subtle Body』- チャクラ、経絡、ナディ、天然石など代替医療に活用されるメソッドや仕組みを解説した百科事典


③『Tao of Leadership』- 老子の道教を、教師やファシリテーターなどリーダーの立場で活用する解釈で書かれた本


④『Prana and Pranayama』- 生命の根源エネルギー、プラーナについて解説。呼吸法の科学的根拠やその具体的なやり方が書かれたテキスト的本 


⑤『The Healing Power of Mudras』- ムドラを対症療法としても活用できる。具体的に数々のムドラを解説紹介。

 

まだ時間があれば、やりたかったワークもあったし、チャクラをスピリチャルな概念としてではなく、実際に体や生活に落とし込んで活用する方法、女神と私たちの関係、筋膜を理解することからシーケンスをデザインする、などのトピックも話したかったです。

シェアの時間もある程度は取りましたが、全体シェアの時間と質疑応答もあっても良かったですね。

 

ということで、また続きをやりたい!と思いました。「またやって」という嬉しいご意見もいただきました!

なので、そんなに遠くない将来、テーマ別にした続編をまたRYRで開催しようかと思っています。

 

今回の週末スケジュールが合わなかった方にむけて7月1日(水)町田のまっきー(野崎真希さん)主宰のスペースnuku♡nuku♡でも、もう一度報告会を開催します。

0 コメント

Shakti Initiation修了報告

昨年秋に行ったクラウド・ファンディング「From Tokyo to Bali」にご協力いただいた方に、まずはお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。無事に研修を終えて帰国しております。


3月24日(火)、バリ島中部タバナンのBali Mountain Retreatという施設で女性のみの500時間ヨガ教師トレーニング「SHAKTI INITIATION」1ヶ月の学びを終え、無事に修了式を終えました。17人の仲間は、まだ東南アジアで旅を続ける人、アメリカへすぐに帰国した人、まもなく結婚や移住など大きな転換期を迎える人など様々ですが、みんなそれぞれの旅路へと発っていきました。


今回のSHAKTI INITATION、昨年9月から、週1回の電話会議とFacebookグループがスタートしました。バリ島で受講生全員と実際に顔を合わせてからの期間は約1ヶ月でしたが、修了後バラバラになったあと、4月末までペアを組んで、チャクラを活用したカウンセリング的なセッションが続きます。500時間トレーニングですが、8ヶ月間に渡ってのプログラムということになります。私はクラウド・ファンディングの準備も含めると約9ヶ月間、SHAKTI INITIATIONをやったわけです。


バリ島滞在中は、山間部の宿に滞在していましたが、3日間だけ海のそばで過ごし、WATSU(水中で行うボディワーク)をペアで体験したり、ヒンズー教のバリ島で唯一の仏教寺院を訪れたり、それぞれが調べてきた女神について、そしてその女神と自分の関係を発表したり。


ジャングルの定宿に戻ったあと、沈黙を保って、食事と睡眠時間以外は基本的に瞑想だけ行うという3日間もありました。


チャクラも時間をかけて学びました(課題の一つは、7チャクラそれぞれと自分の関係をアートにしてバリ島に持っていく、というものでした。各チャクラが解剖学的にはどこにあるのか、また「チャクラ」という言葉を使わずにクラスで活用する術などを勉強)。手の形でエネルギーを意図的に流す、数々のムドラも勉強しました。

 


また3週目には最終試験にあたる実習「Gift Sharing」(200時間YTTヨガ教師研修でいうところのPractice Teach)があり、一人45分のクラスあるいはワークショップをリードしました。生まれて初めて私が行ったワークショップとなりました。20名の参加者をリードする、それぞれの体験をしてもらう、というファシリテーターの立場そのものが、私には最も大きな挑戦でした。でも、YTTでデモクラスを行う「プラクティス・ティーチ」の時よりも緊張せずに臨めました。完全に信頼できる仲間、指導してくれた教師(グレースとジョヴィンナ)のおかげです。

 

私が行った45分のワークショップは「Everyone is a Healer」というテーマで、自然の中で植物と瞑想したあとに、ペアワークで相手の体や心を癒す体験をしてみる、というものでした。予想以上になかなか好評でした。

終わったあと、難しく考えなくても、そしてハードルを自分で高くしなければ、ワークショップは意外と出来るかもしれない、と自信が持てました。私がシェアしたいと思うことを、どこかで希望する人もきっといるでしょう。


それにしても、バリ島の1ヶ月で何よりも凄かったのは、完全に信頼できる仲間と共に、真に安全と感じる環境で1ヶ月を過ごしたということです。


女性ばかりが20数名集まると、エゴがぶつかったり、合わない人が出て来たりするんじゃないかと当初心配していましたが、それはこれまでの私の人生での体験をなぞろうとするマインドが立てた予測でした。

17名の中で特に気が合う人とそうでない人はもちろんいましたが、根底には「決して私は判断されない」「何を言っても、何をやっても受け入れられるから絶対大丈夫」という安心感がありました。感じたことのない高揚感が常にあったのですが、感情が激しく上下したり、カタルシスが訪れたりはなく、しっかりグラウンディングしながら、自分自身とつながっていられました。信頼や安心からくる幸福感というかんじでしょうか?言葉では言い表し難い感覚です。

 


SHAKTI INITIATIONの仲間が、全員ホントにすこぶる素晴らしい人間で驚きましたが、あっそうか、この世に生を持って生まれてきた人は、みんな、それぞれすこぶる素晴らしいんだ、ということに気づきました。


ヨガ教師としての私の役目は、その人の潜在性、いのちを謳歌する本来の姿に戻ったり、それをワクワクしながら(あるいは疑いの余地がない意志で)行動にしていくのを手助けすることなんですね。


そのためには、私自身が嘘のない、裏表のない、本来の自分でいればいいんですね。また、あらゆる人には素晴らしい才能や意志があり、たまに本人もその神々しい中身に気づいてないこともあるから、誰しも見た目や社会経済的な背景などから判断することは出来ない、ということなんですね。そういった学びを得て帰ってきました。


世の中では悲しいことや理不尽なことが起こります。私の暮らしや人生の中でも。

この研修によって、私は解脱しなかったし、やっぱり辛い出来事を、なかったことには出来ないです。

 

けど、そこに自分の気持ちをどう持っていくのか、それとどう関わるのか、そういう世の中を自分はどう生きていくのか?そういった問いへの私の答えは、より前向きに、より強くなったと感じます。

世界のどこかで悲しんでいる女性に、虐待されている女性に、慈しみをもって祈りを捧げる、そのことで少し何かが変わるかも(もちろん女性だけじゃなく、虐げられている人すべてに祈りたい)。私の周囲の人たちとコミュニケーションをとるときは、もう少し愛情を持って接していく。私たち女性が考え方や気持ちを変えて世界を見たら、もし周りとの関わり方を、女性ならではの柔らかさや笑顔やサポートで接していくようにしたら、世の中変わるかも。そういうこと本気で出来るな、と研修終わったいま感じています。稚拙な言葉でしか表現出来ないのが歯がゆいです、、、伝わらなかったらごめんなさい。

 

そんなわけで、これからもどうぞ宜しくお願いします。そして私にお手伝いできることがあったら、お気軽にお声がけください。

 

あなたが安全で守られていますように。

あなたが苦しみや困難から解放されていますように。

あなたが健やかで強くありますように。

あなたが平穏で幸せでありますように。

祈っています。

 

長谷江利子

0 コメント

At Bali Mountain Retreat バリ・マウンテン・リトリートにて

クラウド・ファンディングへのご協力ありがとうございました。

おかげさまで、無事にバリ島に到着し、現在、500時間ヨガ教師リーダーシップ研修「Shakti Initiation」受講中です。滞在中のバリ・マウンテン・リトリートのネット環境が限られているため、再びしばらくの間は音信不沙汰になるかと思いますが、どうかご了承ください。

 

毎朝5時すぎに起床し、身支度をしたあと、屋根はあるけど壁はないヨガスペースへ行き、目を開いて自然を見る瞑想で一日をスタートしています。

バリ島のカラフルで様々な形をした植物、鳥や虫の声、風の音、昇ってくる朝日、一瞬一瞬で色を変化させる空を見ながらの瞑想は、私たちが大きな生態系・意識の一部なんだという実感をもたらしてくれます。

 

講義&シェアリングで学んだ事を体感するための、毎日の34時間の練習時間(サーダナ)では、ヨガポーズだけでなく、若干高度な呼吸法やチャクラ解剖学、チャンティングやムドラなど幅広いツールを活用して200時間研修ではカバーしきれなかった領域を実践しています。

 

しかしなんといっても学びが深まるのは、ペアワークやシェアリングです。去年9月から電話会議やFBページで絆を築いて来た仲間たちと、オープンにディープに意識的コミュニケーションを通して、とことんシェアをする時間は言葉に表せないほど豊かです。

 

オープンハートでありつつ、自分らしく強くいるにはどうすればいいか?マインドや過去に振り回されずに、今ここにフルに在るにはどうしたらいいか?誰もが持っている、内なる才能や個性を輝かせるために何を手放すのか?教師として、リーダーとしての私たちの役割は?そんな問いかけと向かい合う毎日を過ごしています。

 

心を許せる素晴らしい仲間と、秀でたディレクター2人(Jovinna ChanGrace Jull)が作り出す空間は、あらゆることが可能と思わせてくれる魔法のような場で、私は毎日そのなかで新しい自分と出会っています。思いもしなかったことが壁だったことに気づいたり、一歩踏み出せなかったことに子供のような無邪気な好奇心で取り組んでみたり。信じられないほど豊かでマジカルな研修です。

 

またお知らせできる機会があったら更新します!

1 コメント

MUDRAS -The Healing Power of Mudras- ムドラ(手ヨガ):03 便秘改善のSUCHI MUDRA

(撮影:戸高直子ちゃん。なおこちゃん、ご協力ありがとうございます:)
(撮影:戸高直子ちゃん。なおこちゃん、ご協力ありがとうございます:)

SUCHI MUDRA スチ・ムドラ(便秘改善)

(p.72) 

 

Prolonged constipation, apart from the discomfort, leads to several other medical problems.  Intestinal cleaning is essential in yoga.  Gastro and anorectal disorders are caused by stress, and if one doesn't have good daily elimination, the stress increases and can result in more medical and emotional problems; you then find yourself in the crux of a vicious cycle.  

 

長く続く便秘は、心地悪いだけでなく、ほかの疾患につながりかねません。腸をきれいにすることはヨガにおいて基本です。胃腸と直腸肛門の問題はストレスによって引き起こされます。毎日のお通じがないと、ストレスが高まりさらなる体や感情の問題の原因になり得ます。そうすると悪循環の難題に陥る可能性があるのです。

 


In this Mudra clench both fists and hold them in front of your chest.  Inhale and stretch the right arm to the right and point the index finger upwards.  Also, simultaneously, stretch the left arm to the left.  Hold this for six breaths and return the starting position.  Repeat six times on both sides.  If the constipation is serious, do this Mudra four times a day.  For constipation not so severe, repeat six to twelve times in the morning and at noon.   

 

このムドラでは、まず両手を握って胸の前へ。息を吸って、右腕を右へ伸ばし、人差し指を上へ向けます。同時に左腕も同じように左へ伸ばします。この状態で6呼吸して、最初のポジションへ戻ります(両手を握って胸)。これを6回、両サイドで行います。便秘が深刻な場合は、一日に4回行います。そんなにひどい便秘でないなら、6回〜12回繰り返すことを朝と正午に行いましょう。

 

スチ・ムドラに加えて、以下のムスティ・ムドラを行っても良いようです。

 

MUSTHI MUDRA ムスティ・ムドラ(消化促進、便秘解消)

(P.73) 

This Mudra too can be done in addition to the last one as it also promotes digestion and helps cure constipation.  In this Mudra, bend the fingers inward and place the thumb over the ring fingers.  Do this with each hand.  Make them like fists.  Do this Mudra three times a day for fifteen minutes.  

 

上記のスチ・ムドラに加えて、このムドラを行うと、消化促進と便秘解消になります。親指以外の4本を握り、親指を薬指の上に置きます。片方の手ずつ行います。握りこぶしを作るような感じです。15分行い、これを1日3回行いましょう。

 

Rajendar Menen著『The Healing Power of Mudras -The Yoga of the Hands』より引用

 

便秘に悩む女性は多いですよね。私も子供の頃から便秘ばかりしてました。大人になってから、玄米を食べるようになって、おかげさまで、かなり解消されました。


それでもやっぱり、旅に出たりすると便秘になるし、思い悩んでいることがあると便秘になるのが、最近はっきりわかってきました。もちろん普通にヨガをやっていると(普通に、っていうのは週に数回クラスに出るくらい)、内蔵をねじったり、エネルギーの流れを良くしたりするので、自然と解消されていきますが、それでもやっぱり、時々きますよね〜

あの便秘の時のお腹の張った感じ、きつい時はキリキリ痛くなったりして、イヤですよね。
スチ・ムドラ、試してみてください。人差し指を上に向けて伸ばしますが、人差し指は「風」Vayuの要素の指です。その流れを良くしてくれるんだと思います。


なにせムドラをやっていると、両手がふさがるから、他の事が出来ない。呼吸を数えるので、自然と呼吸に注意がいきます。つまり、体も心もリラックスしてきます。それだけも大きな効果があるでしょう。頑張って、しかめっ面でやらないで、のんびり「これが便秘に効くのか〜」とか思いながらやってみてください。

1 コメント

MUDRAS -The Healing Power of Mudras- ムドラ(手ヨガ):02 気管支のひどい風邪や抵抗力アップのLINGA MUDRA

下北沢Yoga of Lifeで木曜と日曜7:30〜8:30のMorning Yogaクラスを担当しています。今月は、毎回ひとつずつ違うムドラを紹介し体験しています。

1月18日(日)朝のクラスで紹介したのが、以下になります。

 

At my Morning Yoga class at Yoga of Life studio in Shimokitazawa (7:30-8:30am every Thu & Sun), I introduce different Mudra and practice together in the month of January.  Here's what I introduced in my class on Sun 18th Jan. 

 

3月にインドネシア、バリ島でスタートする1ヶ月滞在型のヨガ研修SHAKTI INITIATIONに参加します。その課題のひとつ「お気に入りのムドラを見つける」のために読んだ本『The Healing Power of Mudras』を参考に、毎回ムドラを紹介していきます。

 

I'm participating the Yoga Leadership traning SHAKTI INITIATION in Bali in March.  For one of the assignements "Each participant will adopt one goddess and one mudra to explore both prior to and during the training program," I read the book "The Healing Power of Mudras" by Rajendar Menen.  Mudras I introduce in my class are primarily based on this book.

撮影:今村優佳せんせー(日曜Yoga of Lifeで18:40からダイナミックのクラスを担当)
撮影:今村優佳せんせー(日曜Yoga of Lifeで18:40からダイナミックのクラスを担当)

LINGA MUDRA リンガ・ムドラ

 

In this Mudra place both palms together and clasp your fingers.  One thumb remains upright and encircled by the thumb and index finger of the other hand.  Keep both hands in front of the chest.  This can be done three times a day for fifteen minutes.  This Mudra boosts the body's immune system and loosens mucous that has collected in the lungs.  

 

両手を合わせ、指を組み、片方の親指を立て、その親指をもう一方の手の親指と人差し指で包みます。組んだ手を胸の前へ持ってきます。15分保ち、一日3回行います。

このムドラは、体の抵抗力を高め、肺に溜まった粘液を緩めます。

 

(※注:複数の資料では、左の親指を立てる、と書かれてました。また、強力なムドラなので必要なときだけ行い、症状が回復したらもう行わなくてよい、毎日練習する必要はない、ともありました。)

 

The Linda Mudra is believed to make the body more resistant to colds and chest infections. Those who habitually suffer from bad colds and incurable chest infections are advised to practise the Linga Mudra.  

 

リンガ・ムドラは風邪や肺感染症への抵抗力を強くすると信じられています。ひどい風邪によくかかる人や、肺・気管支の感染症になりやすい人は、このリンガ・ムドラを薦められます。

 

This Mudra generates heat and "burns" away accumulated phlegm in the chest and makes the body more resilient, says Acharya Keshav Dev.   

 

このムドラは熱を起こし、胸に溜まった痰を”燃や”します。回復力を強めるムドラだと、アチャリヤ・ケシャブ・デヴ(デリーにあるヴィヴカナンダ・ヨガセンターのディレクター)は言います。

 


日曜夜クラス担当の今村優佳せんせーに撮ってもらいました。きじこさん、ありがとー!
日曜夜クラス担当の今村優佳せんせーに撮ってもらいました。きじこさん、ありがとー!

ヨガを学んでいくと、幅広くて奥深いアーユルヴェーダの世界を垣間みたり、このムドラのような別のツールに出会います。

 

しかし、さすがにインドで数千年前に生まれ、徐々に体系化され、こんにちまで実践されてきたものですから、調べ始めるといっくらでも資料があり、いろんな意見があり、その中にはピュアな商売目的のものや、どこまで信じていいのやら?というマユツバものもかなりあって、笑えたり、圧倒されたりします。


ヨガ哲学を勉強していくと、ヨガの目的は二元性を超えること、私たちはエネルギーで、コスモスの一部であることを体験すること、私たちの神聖性とつながることであると知ります。

 

と同時に、私はこのヨガムドラが与えてくれるような「腰痛の人にはコレ」「頭痛ならコレ」「落ち込んでるならコレ」といった即効薬、町医者が出してくれる薬のようなヨガの側面も好きです。

 

宇宙の真実とか超越的で神聖なものと、日常の悩みや庶民のための医療がとなり合ってる具合がいいなあと思います。


1 コメント

MUDRAS -The Healing Power of Mudras- ムドラ(手ヨガ):01 自我と全体性をつなぐOM MUDRA

2015年3月、インドネシアのバリ島で行われる1ヶ月間滞在型のヨガ教師研修「Shakti Initiation」に参加します。実際にバリ島に滞在するのは1ヶ月ですが、昨年9月から課題本を読み、コメントをFacebookページに投稿し、週一回の電話会議に臨む、という学習をやってきました。


それ以外にも面白い課題がいくつかあるのですが(私と7つのチャクラの関係、生まれてから今までの自分史を写真でコラージュetc)、そのうちの一つは「お気に入りのムドラを見つける」というもの。

そこで入手した本が『The Healing Power of Mudra』、Rajendar Menenというジャーナリストによって書かれた本です。


毎週木曜と日曜の朝のクラスで、この本の中からムドラ一つを紹介し、実際に体験してみることにしました。1/11(日)に紹介した内容をここに報告します。

 

撮影:まっきー(野崎真希様)「背景にオーム入ったやん、ワタシ天才ちゃう?!」まっきー、天才的な撮影ありがとうございました〜!(えり)
撮影:まっきー(野崎真希様)「背景にオーム入ったやん、ワタシ天才ちゃう?!」まっきー、天才的な撮影ありがとうございました〜!(えり)

P.14 Ancient Healing Rediscovered 太古の治療法、再発見

 

Not far away, in Malad, Mumbai suburb, is 62-year-old Yogi Kumar who teaches yoga and healing Mudras.  ...Yogi Kumar insists that any disease can be cured through Mudras.  He says that he has treated asthma, arthritis, cardiac problems, kidney disease, sexual problems migraines, back complaints and even the dreaded and largely incurable blood cancer." 

P.15 "....No medicines are needed and the cure is hundred per cent. ...If all my instructions are obeyed, I can guarantee a cure." 

 

ムンバイの郊外、マラドに住む62歳のヨギ・クマールはヨガとムドラを教えています。ヨギ・クマールはどんな疾病もムドラで治癒出来ると言いきります。彼はこれまでに、ぜんそく、関節炎、心臓病、腎臓病、性病、偏頭痛、腰痛、重篤で治癒不可といわれた血液ガンまで治療してきました。

「どんな薬も必要はないのです。治癒は100%保証できます。私が出す細かい指示をその通りに行えば、治癒は保証できます。」と言います。

 

P.58 The Om Mudra オーム・ムドラ


Sit with a straight back.  Create the sacred Om Mudra by connecting the index finger with the thumb on the same hand (both hands).  The thumb is a gateway to Divine Will (representend by the Crown Chakra) and the index finger is the Ego (represented by the Navel Chakra).  As you do this Mudra you can do an affirmation or just chant Om (pronounced Aum).  If doing the affirmation, say to yourself when breathe in; "I am one with the Universe" and as you breathe out; "The Universe and I are one".  This mudra is very good when your life is in need of peace and tranquility. 

 

背中をまっすぐにして座ります。人差し指と親指をつなげて、聖なるオーム・ムドラを作ります(両手)。親指は神聖な意図(頭頂のチャクラによって象徴される)とのゲートウェイであり、人差し指はエゴ(へそチャクラによって象徴される)を意味します。このムドラを行いながら、アファメーションを唱えるか、オームを詠唱します。アファメーションを唱える場合は、息を吸いながら「私は宇宙とひとつ」と唱え、息を吐きながら「宇宙と私はひとつ」と唱えます。このムドラは、人生や暮らしに平和と落ち着きが必要なときに、特に効果があります。


ヨギ・クマール以外にも、ムドラを教えるティーチャーがこの本の中では紹介されていますが、他の人も口を揃えて「ムドラを行えば病気は治る」と言いきっているのです!この断定ぶりに驚かされました。まあ、もちろん、著者がそういう強気な発言ばかりを集めたからなんですけど、それにしても、手をある形にして、呼吸したり、毎日行うことで難病の改善が望めるなんて、思った事もなかったです。 


今回紹介したオーム・ムドラは、仏像などでもよく目にする一般的なものですが、私はその意味に興味がありました。そして、これ以外の他のムドラでも、アファメーションを唱えながら行うものが多いようです(例えばロータス・ムドラは必ずアファメーションと一緒にやらないと意味がない、と書かれていました)。具体的な症状や疾病に対応しているムドラではありませんが、このアファメーションは、アーサナ(ヨガポーズ)に入る前、あるいは後に行うと集中しそう、心が落ち着きそうだなーと思って今回紹介してみました。


これまでは、見た目がカッコイイ!という子供心だけで惹かれていたムドラですが、この未知の世界にいま私はワクワクしています。次回はまた別のムドラをご紹介します!

 

0 コメント

Secret Teachings of Plants: 08 - Heart and our sacredness(心臓と私たちの中にある神聖性)

12月28日(日)7:00-8:00 amのMorning Yoga @ Yoga of Life が、私にとって2014年最後のクラスとなりました。今年はたくさん新しいことに挑戦した、非常に充実した一年でした。ヨガクラスに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました!2015年は、1/4(日)7:30am- が最初のクラスとなります。2015年も宜しくお願いいたします。

当クラスでは一ヶ月に渡り、Stephen Harrod Buhner著『Secret Teachings of Plants』を紹介してきました。最終回で話した引用した箇所が以下となります。


I've been introducing pieces from "Secret Teachings of Plants" by Stephen Buhner at my morning yoga class @ Yoga of Life from 7:00-8:00 am on Thursday and Sunday.  Below is what I talked about in my last class on Sun 28th December which was my final class in 2014.  Thank you very very much for coming to my class this year.  

My first class in 2015  will be from 7:30am on Sunday 4th January.  I'd love to see you in my class if you could make it!  


P.118 - Spiritual Heart 

“Aisthesis denotes the moment in which a flow of life force, imbued with communications, moves from one living organism to another.  The word literally means “to breathe in.”…Something from outside enters inside us, something with tremendous impact, something that causes an immediate inspiration.  Often overlooked is the crucial understanding that at the same time, the world takes us in too - we are breathed in as well.  When we experience this sharing of soul essence, we have a direct experience that we are not alone in the world.  


アイステーシスというギリシャ語は、コミュニケーションを有する生命エネルギー(ヨガではプラーナ、日本では氣)が、ある生命有機体から別の生命有機体へと流れ込む瞬間を意味します。文字通りの意味は、”息を吸う”という意味です。

外界から何かが私たちの内側に入ってきます。その何かはとてつもないインパクトを持ったものであり、即時にインスピレーションを起こすものです。よく忘れられがちですが、外界の世界も私たちを取り込んでいるのです。私たちを”吸い込”んでいるわけです。このような魂のエッセンスを共有する体験をすると、私たちは、孤独ではないのだと直接体験することになります。


 

P.120 

“Suppose that a scientist wants to understand nature.  He may begin by studying a leaf, but as his investigation progresses down to the level of molecules, atoms, and the elementary particles, he loses sight of the original leaf.   - Masanobu Fukuoka 福岡正信

 

科学者が自然を理解しているとしましょう。その人はある葉を研究し始めます。しかし調査が分子、原子、素粒子のレベルにまで達すると、元々研究しようとしていた葉がどんなものだったかわからなくなるでしょう。


The linear brain cannot perceive wholes - or insides.  And the more the brain is used as the primary organ of perception, the more life is reduced.  It becomes merely an expression of mechanical forces with no intelligence or purpose, and all life forms are judged and valued depending on their capacity for this kind of analytical processing.  

 

直線的な認知をする脳は、全体像や中身を認識できないのです。脳が認知における第一の臓器として使われれば使われるほど、生命はより減少してしまいます。知能や目的なく、ただ機械的な力によってのみ表されるものとなり、あらゆる生命体はこうした分析プロセスにおいて判断され、価値を与えられるようになってしまうのです。


P.121 

Redeveloping the capacity for heart-centered cognition can help each of us reclaim personal perception of the living and sacred intelligence within the world, within each particular thing.  It moves us from a rational orientation in a dead, mechanized universe to one in which the unique perceptions of the heart are noticed and strengthened, to a deep experience of the living soulfulness of the world.  As the process continues to deepen, it strengthens our spiritual sensitivity and, in the process, helps us gain a deeper understanding of our own sacredness.  

 

心臓を中心に物事を認識する、その行為をもう一度訓練し直すと、生きていることをどう私たちは捉えるのかを再認識させてくれます。世界に聖なる智慧があること、一つ一つの物の中にそういった神聖なものがあることにもう一度気づくようになります。理論的な考え、機械化された生(いのち)の無い宇宙から、それぞれ特有な心臓が見る宇宙へと移動できるのです。心臓による認識が、よりはっきり気づかれ、強められることで、この世界が持つ生きた魂を深く体験することができるようになるでしょう。そしてこのプロセスが深くなればなるほど、私たちのスピリチュアルな感覚は強められ、私たち自身がもつ神聖さをより深く理解させてくれます。


----------------------

ヨガクラスでは、よく「呼吸に注意を向けます」と言われますよね。私は最近「心臓に注意を向けて」という声がけもするようにしています。少し動いた後だと、ドクンドクンという心拍がはっきり聞こえるので、そこに注意を向けるのは比較的簡単です。


ではマットの外で、心臓に注意を向けるにはどうしたら?私はこんなふうにしてます。

日常生活で、マインドが忙しくなってきたときや、ひとつの考えから数珠つなぎのように、別の考えへと連想が続いているような時、ふと心臓のほうへ眼をやります。大丈夫そうなら、両手または片手を心臓あたりに置いてみます。「ハートはいま何を言いたがってる?」「ハートはいま何を感じている?」「どんなフィーリングがある?」と自身に尋ねてみます。意識を心臓あたりに持っていき、そこで何が起きているのか探ってみると、意外とマインドがすーっと静かになる、という体験を最近何度かしました。


マインドが忙しいのがいけない訳ではないし、考えることは頭のダルマなので、何も悪い事はありません。マインドへ注意を持っていきすぎること、脳が最も重要な器官だと思い込むのを少し休んでみませんか?代わりに心臓へ意識を持っていってみては?という提案です。よかったら、ぜひ、試してみてください。


0 コメント

Serect Teachings of Plants:07 - Impacts on Health and Disease(心臓と脳の同調が健康におよぼす影響)

In my morning yoga class (every Thu and Sun 7:00-8:00am) at Yoga of Life in Shimokitazawa, Tokyo, I'm introducing quotes from the assignment books from  Shakti Initiation, women only yoga leardership training in Bali in Spring of 2015 which I'm participating.

In the month of December, I'm introducing quotes from "Secret Teachings of Plants" by Stephen Harrod Buhner.  If you missed my class, here's what I talked about on Thu 25th.

私が担当するMorning Yoga @ Yoga of Lifeクラスは、毎週木曜と日曜の朝7時からの60分クラスです。
クラスの最初に、来年春に私が参加するShakti Initiation(バリ島で行われる女性のみの500時間ヨガ研修)で課題本として受講生の私たちが読み、毎週ディスカッションの題材にしている本を紹介しています。

課題本のうちの一冊「Secret Teachings of Plants」からの一節を12月は紹介しています。12/25(日)のクラスで紹介した一節が以下です。 


P.105 - Impacts on Health and Disease
“The heart is the most powerful oscillator in the body and its behavior is naturally nonlinear and irregular.  … The heartbeat in young, healthy people is highly irregular.  But heart beat patterns tend to become very regular and predictable as people get older or as their hearts become diseased.  The greater the HRV (heart rate variability), the more complex the heart’s beating patterns are and the healthier the heart is.” 


心臓は体内で最もパワフルな発振器(オシレーター)であり、元来、(様々な外界からの影響に即時に対応するため)直線でない、非線形の特徴と不規則な性質を持っています。若く健康な人の心拍数は非常に不規則です。年齢が高くなるにつれ、あるいは心臓が病んでくると、心拍パターンは規則的になり、予測可能になります。心拍変動が高いほど、また心拍パターンが複雑なほど、心臓は健康なのです。


“The more the heart entrains to the brain (rather than vice versa), and the longer it does so, the less it displays a variable HRV, the less fractal its processes are, and the more regular it is.”


心臓が脳に同調しようとすればするほど(脳が心臓に同調しようとするのではなく)、そして長くそういう状態が続くほど、心拍変動は弱まり、フラクタルなプロセスが減り、より規則的になります。

“During major depression and panic disorder, as in many pathological heart conditions, the hear’s electromagnetic spectrum begins to show a narrower range, and beating patterns again become very regular.”


大きな落ち込みやパニック障害を患っていると、多くの心臓病でも同じですが、心臓の電磁波スペクトルは狭まり、心拍パターンも規則的になります。

P.107
“Conversely, increasing heart coherence and heart/brain entrainment has shown a great many positive health effects.  Increased heart coherence boosts the body’s production of immunoglobulin A, a naturally occurring compound that protects the body’s mucous membranes and helps prevent infections. 
Increased heart coherence and heart/brain entrainment also produces improvements in disorders such as arrhythmia, mitral valve prolapse, congestive heart failure, asthma, diabetes, fatigue, autoimmune conditions, autonomic exhaustion, anxiety, depression, AIDS, and post-traumatic stress disorder.  In general, in many diseases, overall healing rate are enhanced. 

反対に、脳やその他体の各所が心臓に同調しようとする”心臓コヒーレンス”、心臓と脳が同調する状態が高まると、多くの健康的な効果が現れます。免疫ブログリンAがより多くつくられ、この免疫は体の粘膜を守るので、感染を予防します。
また、心臓コヒーレンスと心臓/脳の同調により、以下のような症状で改善が見られました;不整脈、僧帽弁逸脱症、うっ血性心不全、ぜんそく、糖尿病、疲労、自己免疫症状、自律神経消耗、不安、うつ、エイズ、トラウマ後遺症。つまり全般的に、多くの疾病で治癒力が高まったことがわかっています。

---------------------

 

健康な人ほど心拍パターンがランダムで、不規則だ、というのは驚きでした。私は、病室の心拍数を示すスクリーンを眼にすることが多いので、しっかり規則的に脈を打っているのが健康のしるしだと、ずっと勘違いしていました。でも、少し考えてみればそうですが、驚いたときに心臓はとっさにバクバクいいはじめるし、そんなときに深呼吸をすると、すーっと心拍が落ち着いていくのを体験しています。こうした様々な状況や、別の生物との関わりで、心臓は繊細に即座に対応しているから、心拍変動が大きいほうが健康だってことなんですね。

 

そして、脳に意識を置くのではなく、考える事ばかりに集中するんではなく、マインドのほうへ意識を持って行く代わりに、意識を心臓へ持ってくることが実際の健康にも好ましい効果がある、というのは嬉しい情報です。

マットの上でヨガを練習するときに、思いが浮かんだら、呼吸に意識を向けますが、心臓に意識を向けるのもいいかもしれませんね。マットの外でも、日常生活で、考えがぐるぐる巡ったり、頭が作り出した妄想からなかなか抜けられないときは、心臓の鼓動や、心臓で感じられるフィーリングに意識を向けてみてもいいかも。私は最近そうしてみています。

0 コメント

Secret Teachings of Plants:06 - Interminglings with the hearts of others (脳では分類できないほど幅広い感情を心臓は感知している)

In my morning yoga class (every Thu and Sun 7:00-8:00am) at Yoga of Life in Shimokitazawa, Tokyo, I'm introducing quotes from the assignment books from  Shakti Initiation, women only yoga leardership training in Bali in Spring of 2015 which I'm participating. 

In the month of December, I'm referring quotes from "Secret Teachings of Plants" by Stephen Harrod Buhner.  If you missed my class, here's what I talked about on Sun 21st. 

私が担当するMorning Yoga @ Yoga of Lifeクラスは、毎週木曜と日曜の朝7時からの60分クラスです。
クラスの最初に、来年春に私が参加するShakti Initiation(バリ島で行われる女性のみの500時間ヨガ研修)で課題本として受講生の私たちが読み、毎週ディスカッションの題材にしている本を紹介しています。

課題本のうちの一冊「Secret Teachings of Plants」からの一節を12月は紹介しています。
先日12/21(日)のクラスで紹介した一節が以下です。 


P. 96 

We use the word “love” to describe a great many different states in our heart’s electromagnetic field.  We may “love” broccoli, a friend, our dog, a book, getting together for lunch, or our spouse, but these various “loves” are all different.  Nevertheless, our language provides few ways to easily distinguish among them.  And while we may recognize that the intermingling of our own hearts with the hearts of others produces different electromagnetic sates and, thus, different emotions, our sophistication with them and our ability to describe them is severely limited.  The recognition that our electromagnetic fields have a natural capacity to interact and synchronize with other types of electromagnetic fields - that is, with ecosystems and members of those ecosystems - is nearly atrophied.  


心臓の電磁場が表す幅広い状態を表現するとき、私たちはLOVEという言葉を使うことがあります。
ブロッコリが”LOVE”(大好き)なのかもしれないし、LOVEなのは、友達、飼い犬、本、ランチすること、あるいはパートナーかもしれません。これらの”LOVE”はすべて違います。
なのに、私たちの言語というものは、このすべて違う”LOVE”を区別することが出来ません。私たち自身のハート(心臓)で感じること、あるいは他人の心臓が出している電磁場とのやりとりによって、違った電磁場の状態、つまり違った感情を認識することができても、それらを表現する能力は非常に限られています。


---------------


英語での"Love"には、確かにたくさんの意味があります。
でも日本語の"好き”という言葉も同じですよね。様々な状況や対象によって、違った”好き”という気持ちがあります。たしかに私たちは、それぞれの違う気持ちを感じているんだけど、”好き”という言葉で表現した途端に、急に薄っぺらく感じる事がありませんか?
「う〜ん、”好き”でもあるんだけど、それだけじゃなくて、、、むしろ”好き”というか、”尊敬”というか?う〜ん」なんていう体験は誰にでもあると思います。無理に言葉で表現しようとせず(もちろん、必要あって言葉にしてるんだと思いますが)、言葉での表現を超える感覚/気持ち/フィーリングをしっかり認識していけばいいんだと思います。

著者は、この幅広く様々な感情、毎回違う独特のフィーリングへもっと繊細に注意を払うように生きると、より私たちがホリスティックに、直感的に、人生を生きられると説いています。

 

 

0 コメント

Secret Teachings of Plants: 05 -Heart as organ of perception (心臓は感情を察知する感覚器官)

I have morning yoga class on every Thu and Sun from 7:00-8:00 at Yoga of Life in Shimokitazawa, Tokyo

 

In the month of December I'm reading a few quotes from "Secret Teachings of Plants" by Stephen Buhner at the beginning of class.  This book is one of the 5 assignment books for Shakti Initiation, 500-hour women only yoga leadership training in Bali in the spring of 2015 which I am participating. 

 

Below is what I shared in my last class on Thu 18th.

 

下北沢Yoga of Lifeで毎週木曜と日曜朝7:00-8:00のヨガクラスを担当させてもらっています。今月、12月は『Secret Teachings of Plants』(Stephen Buhrner著)からの一節をクラスの最初に紹介しています。

来年春にバリ島で行われる女性限定ヨガ研修「Shakti Initiation」に参加するのですが、このプログラムの課題本として指定されている5冊のうちの1冊で、毎週決められたページを読み、コメントをFacebookにポストし、電話会議でディスカッションに 臨む、という一連の課題をやっています。9月の課題本が本書でした。私たちの心臓について、そして植物と対話する方法が書かれた非常に興味深い一冊です。

以下は12/28(木)朝のクラスで紹介した一節です。

 

P.90 

Just as the electromagnetic fields of two heart cells cause them to begin beating or oscillating in unison, when the electromagnetic fields of two hearts come together, they also begin to oscillate or entrain to each other.  

2つの心臓が(近づくとき)それぞれの持つ電磁場によって、心臓どうしが同調して脈を打ち、振動し始めると、2つの電磁場も徐々に同調し始めます。


P.91-92 

The merging and entrainment of our hearts with other electromagnetic fields is extremely natural to us; the fields of mother and infant in utero naturally synchronize or entrain.  During breast-feeding and holding, the infant’s electromagnetic field is constantly resynchronized with the mother’s.  

ほかの電磁場を感知すると、それと融合しよう、同調しようとする心臓の特徴は、私たちにとってかなり自然なものです。母親と胎児の電磁場は、子宮内で自然とシンクロし、同調します。母親が赤ちゃんを抱いて授乳しているとき、赤ちゃんの心臓は常に母親の心臓とシンクロしようとしています。


P.92 

At the simplest level, how the mother feels about the child, whether the child is wanted or loved, is conveyed to the developing embryo through information encoded within alterations of the mother’s electromagnetic field.  Those alterations are specific embeds,  encodes, of information that the receiving field of the developing child can decipher(解読する) - just as a radio receiver can decode radio waves.  

シンプルなレベルでは、母親が子供をどう感じるか、つまり子供を求めている、愛しているという感情は母親の電磁場にコード化されており、その変化は成長中の胚へ情報として送られます。これらの変化にはそれぞれ情報が特殊なコードやメッセージとして組み込まれていて、成長中の子供の電磁場が受け取る時に解読できるようになっています。まるでラジオ受信機が電波を解読して音を鳴らす事ができるように。


So, throughout life, the heart actively scans fields it perceives, looking for patterns of communication and information.  Whenever the heart comes across other biological oscillators and their electromagnetic fields, and as its field is perturbed by the other fields at their first touch, the heart experiences an alteration in its electromagnetic spectrum.  …The way the electromagnetic field is altered conveys information.  …They are experienced as emotions.  

一生を通して、心臓は認知する電磁場を積極的にスキャンし、コミュニケーションや情報のパターンを探します。心臓が別の振動する生命体やその電磁場に触れ、最初の接触によって乱されると、心臓はその電磁場範囲で変化を体験します。電磁場が変化するところには情報が含まれています。これらは感情として体験されます。


The electromagnetic field frequencies of the heart are experienced not as colors or tastes, but as emotions.  ……The heart is, in fact, an extremely sensitive sensory organ whose domain is that of feelings.  Emotions represent the impact of specific electromagnetic spectrum carrier waves upon us, as colors are the impact of visual carrier waves.  

心臓の電磁場周波数は色や味覚ではなく、感情として認知されます。心臓は非常に繊細な感覚器官で、その分野はフィーリングの感知です。色が視覚搬送波の影響であるのと同じように、感情は電磁場スペクトル搬送波による影響です。(つまり眼が色を感知するように、心臓は感情を感知します)


--------------------

眼が視覚を、耳が聴覚を、舌が味覚を感知するように、心臓は感情を感知します。

心臓が感覚器官だなんて、思ったこともありませんでした。感情は神経系を走る電気信号だという考え方があります。それもひとつの真実だと思いますが、同時に心臓が発信している強力な電磁波も感情であると言えるでしょう。心臓にもう少し意識を置いて生活してみたいと思います。



0 コメント

Secret Teachings of Plants: 04 - The heart first, and secondly to the brain (まず心臓、そのあと脳へ)

    私が担当するMorning Yoga @ Yoga of Lifeクラスは、毎週木曜と日曜の朝7時からの60分クラスです。

クラスの最初に、来年春に私が参加するShakti Initiation(バリ島で行われる女性のみの500時間ヨガ研修)で課題本として受講生の私たちが読み、毎週ディスカッションの題材にしている本を紹介しています。

課題本のうちの一冊「Secret Teachings of Plants」からの一節を12月は紹介しています。先日12/14(日)のクラスで紹介した一節が以下です。 

(日本語はスクロールダウンしてください) 


In my morning yoga class (every Thu and Sun 7:00-8:00am), I'm introducing quotes from the assignment books from Shakti Initiation, women only yoga leardership training in Bali in Spring of 2015 which I'm participating.  

In the month of December, I'm referring quotes from "Secret Teachings of Plants" by Stephen Harrod Buhner.  If you missed my class, here's what I talked about on Sun 14th.  


P.83 - 84 

“Analysis of information flow into the human body has shown that much of it impacts the heart first, flowing to the brain only after it has been perceived by the heart.  What this means is that our experience of the world is routed first through our heart, which “thinks” about the experience and then sends the data to the brain for further processing.   When the heart receives information back from the brain about how to respond, the heart analyzes it and decides whether or not the actions the brain wants to take will be effective.   The heart routinely engages in a neural dialogue with the brain, in essence, the two decide together what actions to take.” 


人体に(外からの)情報がどのように伝達されるのか、その仕組みが明らかになった結果、多くのインパクトはまず心臓へ届き、心臓が把握したそのあとに脳へ送られる事がわかりました。これはどういう事かというと、わたしたちの体験はまず心臓を通過し、心臓がその体験について”考えた”のちに、さらなる解析のためにデータが脳へ送られるのです。その体験に対してどう反応するのか、脳から伝達が心臓に戻ってくると、心臓は伝達を解析し、脳が求める反応を起こすかどうかを判断します。心臓は常に脳との間で、こうした神経を通した会話を行っています。つまり、心臓と脳がわたしたちの反応、行動を一緒に決めているのです。


-------

先日購入した人体図鑑では、全身のイラストがある最初のページに、最初に「身体はあたかも機械である。」と書いてあって、「はあ?」とすぐに思いました。この本『Secret Teachings of Plants』は全編にわたって、私たちの体がいかに有機的で、複雑に繊細に絡み合って”人らしく”機能しているかが書かれています。近代の科学が考えるような、白黒はっきりしたものではないし、悪い所が見つかったから取り除けば元通りに戻るような機械的なものではないことがわかります。この本を読んで以来、より体に、特に心臓に興味を持つようになりました。ヨガがより面白くなりました。



0 コメント